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「テクノロジー編」〜AI・ロボット・ドローン‥様々なテクノロジーを探究!

「テクノロジー編」に、約2ヶ月をかけて挑戦しました。前半は、身の回りにあるテクノロジー製品を探したり、電話の進化について話し合ったり、LOVOTという最先端ロボットを探究したり、それに搭載されているAI(人工知能)について理解を深めました!

後半は、自分が興味をもったテクノロジーについて調べたり、実験したり、現場に出向いて体験したり…子供たち一人ひとりが「主体的な探究」に挑戦しました。最後は、それをレポートする動画を制作して、成果発表会を行いました。

■本記事の目次

■探究の目的

「テクノロジー編」では、「私たちの身の回りには、どのようなテクノロジーがあるのか?」、「それらのテクノロジーは、人々の暮らしや社会に、どんなHappyを生み出しているのか?」、「最近よく聞く、AIって何なの?」といったことを探究し、テクノロジーへの興味や知見を広げることを目的として、プログラムを実施しました。

■探究の内容

大きく下記のポイントに基づいて、約2ヶ月をかけてプログラムを進めました。

  1. 身近にあるテクノロジーを探してみよう!
  2. テクノロジーは、どう進化してきたの?(事例:120年前の電話⇒現在のスマートフォンへの進化)
  3. あっと驚く最先端のテクノロジー! AIって何!?(事例:最先端ロボット「LOVOT」を例に)
  4. テクノロジーが生み出す”Happy”に注目せよ!
  5. 興味をもったテクノロジーを探究し、レポート動画を制作しよう!

■スクール生の探究ノート

子供たちは、オンライン授業で学んだこと、自ら探究したことを、みらい&アカデミーのオリジナル「探究ノート」に書き込んでいきます。その探究ノートに書かれていることは、「学びの軌跡」、「知の資産」です。下記は、あるスクール生のノートです。AIについて授業で学んだこと、My探究チャレンジで自ら探究したいことなどを、しっかりノートにまとめてくれています!

■子どもたちの成果

子供たちは、「興味をもったテクノロジーを探究し、レポート動画を制作しよう!」というミッションに挑戦しました。「メタバース」、「バイオテクノロジー」、「未来のケータイ」、「LOVOT」など、それぞれ興味をもったテクノロジーについて調べたり、実験したり、現場に出向いて体験したり…子供たち一人ひとりが「主体的な探究」に取り組み、最後は、それをレポートする動画を制作して、成果発表会を行いました。

■レポート動画の紹介

子供たちが全力でチャレンジした探究成果をご紹介させていただきますので、ぜひ、ご覧ください!

✴︎生物の動きを模倣して開発されたロボットを探究(5年生)

爬虫類が大好きな小学5年生。「生物の力を使ったテクノロジーはないか?」と探しているうち、ヘビの動きや特徴を模倣して開発されたロボットに出会いました。ヘビのどんな特徴が使われている? どんなところで使われているの? 探究が止まりません!

✴︎「この曲なんだろう??」に応えてくれるアプリ(6年生)

普段よく使っている「音楽識別アプリ」に着目しました。なぜ、音楽を聞いただけで曲名を教えてくれるんだろう? その仕組みを調べ、自分の言葉でプレゼンしました。動画中に登場する自作のオリジナルキャラクターにも注目です!

✴︎NEWS「科学の祭典で出会ったテクノロジー」(4年生)

科学技術を体験できるイベント「科学の祭典」に参加しました。「ものづくりの現場で人と協働できるロボット」に触れたり、「断熱材実験」に参加したり…、現場に出向いたからこそ感じられるテクノロジーの面白さがありました。ニュース番組風にレポートします!

✴︎美味しさを引き出すトースターのヒミツ(3年生)

おうちで使っている「バルミューダ」でトーストしたパンは、なんで、こんなに美味しいの?どんなテクノロジーが使われているの?そんな疑問から探究してみると、美味しさのヒミツは、「スチームテクノロジー」と「温度制御」という2つのテクノロジーにありました!

✴︎3Dプリンターに挑戦してみたよ!(1年生)

最新テクノロジー「3Dプリンター」に挑戦! まずは、パソコンで3Dデータを自分で作ることから始めます。そして… 自分でデザインした鳥をプリント! どんな出来上がりになったのか! 初めての体験をレポートします!

✴︎DMVって知ってる?(2年生)

電車が大好き! なかでも、DMV(道路も線路も走れる次世代の乗り物)に注目してみました! 道路も線路も走れるってどんな仕組み? DMVの模型を自作! モードチェンジ機能の再現に苦労しました!

✴︎AIって、どんなところで使われているの?(1年生)

スマートフォンのSiriを使ってみたり、LOVOTに会いに行ったり… AIがどんなところで使われているのかを、探究しました! 実際にAIを使って探究していくうちに、人間がどうAIを使っていくとよいかが見えてきました。

✴︎「ブラーバ」の目はどこにあるの?(1年生)

おうちで使っているお掃除ロボット「ブラーバ」が自動で動くヒミツに迫りました。「カメラ(目)」があるのでは?と仮説を立て、実験! ブラーバの目がありそうなところに、ガムテープを貼って実験してみました。結果はいかに!? お母さんと何度も練習したプレゼンにも注目です!

✴︎LOVOTに会いに行ってきたよ!(1年生)

授業の中でLOVOTという最先端ロボットを知り、実際に会いにいきました! どんな子がいるのかな? どんな言葉に反応してくれるのかな? 可愛いLOVOTに囲まれながら、実験してみました! 何度も撮りなおしたプレゼンにも注目です!

✴︎計算ロボットを作ってみた!(小学1年生)

お買い物のとき、代金の計算が簡単にできたらいいな。そんな想いから「計算ロボット」を思いつき、設計図で機能を考え、試作品を作成! 自分が描く「未来のお買い物」を、自らが一人3役で熱演します!

✴︎LOVOTと自作ロボットとのちがいって何?(2年生)

LOVOTに会いに行き、自作ロボットとの「違い」を探究しました。違いをたくさん探してみると… 2つのロボットには、「ロボットが自分で考えて動けるのか」という点で、大きな違いがあることに気づきました!

✴︎「かわいいロボット」と「こわいロボット」(1年生)

日本科学未来館に行き、たくさんのロボットと出会いました。そこで、「かわいい!」と感じるロボットと「こわい!」と感じるロボットがあることに気づきました。かわいいロボット、こわいロボットを、独自の視点でランキング! それぞれの特徴を考察しました。

✴︎Bluetoothってどんなもの?(1年生)

普段使っているヘッドフォンについていたBluetoothに興味をもちました。Bluetoothってどんな仕組み? どんな便利があるの? 他にはどんなところで使われているの? 堂々の探究プレゼンです!

■子どもたちの声

  • AIが、身近なところでこんなにたくさん使われているとは、知らなかった。AIが、人間の「目×脳」、「耳×脳」と同じような働きをすることが学べてよかった。(6年生)
  • 今までテクノロジーというと、AIやロボットばかりがテレビで取り上げられていたが、私は生き物が好きなので、バイオテクノロジーに興味がある。それをもっと探究していきたい。(4年生)
  • 実際にLOVOTに会いに行ってみると、LOVOTごとに動き方、反応、目の色がすべて違うなど、いろいろなことに気づくことができた。(4年生)
  • 今回は自分でテーマを見つけて、自分で調べて、取り組んでいったので、「自分でうごく力」「伝えたいことをまとめる力」がついたと思う。(5年生)
  • 実際にドローンを操縦してみると、思っていた以上に、操縦することが難しかった。でも、ドローンがどんなところで使われているか興味をもった。(4年生)
  • 学校ではここまで深くテクノロジーのことを学べないので、テクノロジー編に参加できてよかった!(3年生)
  • 身の回りにあるテクノロジーに注目して、意外なところにテクノロジーが使われていることが知れた。テクノロジーのおかげで生活が便利になっていることを実感した。(5年生)
  • テクノロジーのことを学んでみて、自分が大人になったとき、テクノロジーを使って世界をより良くすることができるかもしれないと思った。(2年生)
  • はじめてのことに挑戦してがんばった。頭が最初はカチンコチンだったけど、一緒に考えていくうちに、どんどん考えがでてきた!(1年生)

■保護者さまからの感想

  • 本当にいつもありがとうございます。学校では発言することを時々躊躇する子ですが、みらい&アカデミーでは、必ずこどもたちが出した意見を丁寧に受け止めて肯定してくれるので、喜んで発言しています。ありがとうございます。
  • 毎回色々な新しい世界を見られるのが楽しいようです。課題に対してはお褒めの言葉やアドバイスをいただいて、子供もそれに納得して素直に取り組めている姿に安心しております。 次のテーマも楽しみにしています。
  • いつもありがとうございます。ともちゃんの明るい声掛けや前向きになるような発言を聞いていると元気が出てきます。あったかさを感じる授業でとても安心してお願い出来ております。これからの授業も楽しみにしています。
  • テクノロジー編ありがとうございました。本で調べて知識を得たり、自分の中から関連を見つけたり、自発的な学びにつながる様子が見られました。次回も期待しています!
  • 少人数で発言の機会がたくさんあることが楽しいようで、毎回受講後はうれしそうに内容を教えてくれます。ちょっとした発言でも、ほんの一言でも認めてくれたり、気持ちを汲み取ってもらえるので安心して参加できているようです。ありがとうございます。
  • いつもありがとうございます。普段の生活や、学校ではできないプロジェクトを提案してくださっていて、非常にやりがいがあるようです。これからもそのような課題を期待しています。
  • 本人も色んなチャレンジを楽しんでおり、またお友達へのフィードバックを積極的に行えているので良かったと思います。オンラインで離れた地域のお友達との交流も嬉しそうです。

■メンターによる総括

スクール長

今回の「テクノロジー編」を通して、本当に多くの子供たちが、様々なテクノロジーに興味をもち、自ら主体的な探究・行動を起こしてくれました。授業で知ったLOVOTに会いに行ったり、ドローンの操縦に挑戦したり、テクノロジーのスタートアップ企業のイベントに参加したり、3Dプリンターを使ったものづくりに挑戦したり、家にあるテクノロジー製品で実験をしたり…など、それぞれが興味をもったテクノロジーを探究してくれました!(もちろん、メンターからあれをしなさい、こうしなさい‥などの指示は、一切していません) 子供たちのそうした取り組みに、本当に感動・感激しました。

中には、探究したいテーマがなかなか見つからなかったり、テーマは見つかっても何をどう始めてよいか分からなかったり、レポート動画の制作で行き詰ったり…いろいろな苦労や困難に直面した子も少なくなかったと思います。それもそのはず。みらい&アカデミーでやっていることは、はっきりいって、小学生レベルではありません(中学生や高校生でも、決して簡単ではありません!)。普通の小学校や塾でやるような内容ではありません。悩んだり、苦しんだりするのは、むしろ当然のことです。でも、子供たちは皆、自分なりの挑戦をし、困難を乗り越え、成果発表に向かうことができました。そのこと自体が本当に大きな成長・成果です。ぜひ、各ご家庭でお子さまの挑戦や頑張りをお褒めいただきたいと思います。

最後になりますが、子供たちのご家庭での取り組みに、ご協力・ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。みらい&アカデミーでは、引き続き、「探究を通じたワクワクする学び」に挑戦してまいります!